当社はJAS規格を受けた木材である、
「JAS構造材」の活用拡大を宣言します。
福祉系の施設において、従来の構造に比べ安価で木の温もりも感じられる、木造での建設需要が高まっております。
これまで木造は品質の基準、強度等の性能にばらつきがあったため、こうした福祉系施設においては使用を避ける傾向がありました。
しかし、一般社団法人全国木材組合連合会が利用拡大に取り組んでいるJAS構造材は寸法、材質、強度性能等の品質、また大きさや形状の規定が明確化され、一定の品質が確保されることから、福祉系施設の建築物に使用されるケースが増えています。
当社は品質が確保されることに加え、木材特有の長所である自然の温かみが享受できること、環境問題への有用性から積極的にJAS構造材の利用に取り組んでいく方針です。
社会福祉法人 吉田会
特別養護老人ホーム 八幡の杜
(特徴)
通常の福祉施設は木造の場合、耐火構造が一般的です。準耐火構造で可能な施設の特性を生かして2×4工法の採用で住宅並みの仕様を実現しました。
社会福祉法人 昭徳会
障がい者支援施設 泰山寮
(特徴)
管理棟をS造2階建で建設し、その部分をコアとし4棟の居住棟をウイング状に配置して木造で建設しました。
社会福祉法人 慶睦会
ショートステイ・デイサービス 千手の華
(特徴)
一般的な木造は2階建ですが、3階建の施工実績は住宅を除き極めて少なく、3階まで居室を設けると本来1階部分は壁ばかりとなるところ、大空間を実現しお洒落なラウンジとなりました。この空間がこども食堂などに利用され共生可能な類をみない施設となりました。
木造3階建の施設で耐火建築物の施工は極めて少なく特殊な技術と経験が必要となり、当社では2棟目の実績となりました。